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2015年4月10日金曜日

【簡易分析】ルワンダビール市場

今週は前述の通り虐殺追悼週間のため、どこも営業は午後2時まで。
色々なセレモニーが行われているが、ムズング(外国人)は蚊帳の外。まぁ仕方ない。
アフリカは国にもよるが、仕事以外だと常に飲んでいる人が多い。

「なぜか?」

それはエンターテインメント性がなかなか進化していないから。
当たり前だけど、贅沢産業はなかなか育たないのです。

ということで家で仕事をやろうとして、ふとビールをスーパーで買い溜めしとかないと!と思ってスーパーへ。そして気がついたら


「あれれ?」


あまりにボトルの色が綺麗すぎて昼からビールを並べてしまった。どうだろう、この鮮やかなパッケージ達は。これなんて本当に凄いぞビールのパッケージとして考えたときに。




冷蔵庫は綺麗にストック状態になっています。そこで、ふと疑問が。


「ビールの種類多くないか?」


「『BREWED IN  RWANDA』って書いてある!でも、あんま見たことないな工場…」


日本ならば、アサヒ・サントリー・キリン・サッポロ等の大手メーカーが凌ぎを削っているわけだが、果たしてルワンダのビール産業ってどうなってんの?


そんな疑問を持ったので調べてしまいました。


(暇かというツッコミは有り難く頂戴しますw)

(あ、諸先輩方の、全然分析テキトーすぎんだろというコメントも有り難く頂戴しますwだってソースが全く無いんだもん、ここアフリカは;;)





価格はルワンダフランで店頭価格調査等含めた推定です。ルワンダではメーカーが卸売価格や小売価格を全て設定しており、小売内で販売価格がバラつくことがないようです。(広告の中にも大々的に値段を記している!)もちろん、バー等に行ったら値段はサービス料が乗っかって取られる訳ですが。

【市場】新製品投入も盛んで市場拡大中!

1.2ヘクトリットル/年が消費され、年に3〜4%の市場拡大が行われているルワンダ市場は3メーカーの寡占状態。多くのブランドが乱立しているが、ヒーローアイテムを各社中心にしてニッチ市場を狙いにプロダクトライン拡張を行っている。BralirwaはPrimusとMutzig、SkolはSkol、EABLはルワンダではGuiness中心。ライン拡張で典型的なのは2015年発売の「Legend」。Bralirwaが今までは一緒に売っていたGuinessのライセンスを外されたのをきっかけにGuiness対抗として発売。プレミアム黒ビール市場に参入した。


  
【プレーヤー】一人勝ち!

#1シェア80%:Bralirwa(ハイネケン傘下、オランダ資本、本社Gisenyi)
#2シェア15%:Skol Breweries(ベルギー資本、本社Kigali)
#3シェア 5%:East African Breweries Limited(ケニア資本、本社Nairobi)

【トレンド】新規市場の拡大と品質志向の底上げが見込まれる!

ルワンダでは黒ビール市場は小さかったが、Legend発売後に中間所得層が黒ビールセグメントに流入した。今までMutzigやSkol等の中価格ビール層が流れたと同時に少なかった黒ビール消費者の大半がLegend購入に動いたと見られる。店頭販促やビルボード広告、テイスティングイベントを国内で幅広く行って顧客のスイッチ促進に躍進した。

またラガー市場では、圧倒的なボリュームを誇る低価格層がいまだに健在。(Primusがブランドとしては#1である。個人的には全然薄くて不味い。)ただ、ルワンダの所得向上とともにどんどん本格派志向が強まる傾向がある。例としては中間所得層の役所関係者が飲むのは常にRwf500以上になってきていることがある。


【】・・・


飽きたので以上です。


個人的にはベルギー資本でルワンダ経営のSkolにもうちょっとパッケージングやマーケティングのセンスが加わるともっと売れそうな味なんですが。あと、差別点としてはアフリカでは珍しい砂糖不使用の健康志向飲料だということなので、もう少し市場がプレミアムに動いた時にはまだアピールしていない点なので狙えるツボのような気がします。だって、もっぱら我々隊員は飲みに行くと「スコールの人ぉー??」と聞くんですもん。「生の人ぉー?」と同じ勢いです。健康志向×金銭的余裕のあるムズング(外国人)ですからそうなるわけです。




ということで、僕は今日Legendを飲みます。
えぇえぇー、だってトレンディーですから。





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